大学で学ぶか、学ぶとすればどの大学を選ぶか、この問いに答えることは、学生だけではなく、保護者にとっても難しいものです。本学はそのような方々に対してぜひわが校へ入学されることを勧めます。
本学は、戦前の和服裁縫所を出発点とし、戦後、短大制度の発足と同時に開学、今年、創立64年を迎える伝統のある短期大学です。当初は、家政科を設置し、生活に基礎をおいた実践教育に力を注いできました。平成2年には、その枠をこえ、国際的視野に立って、自由な精神を持った女性を育成するために生活文 化学科を設置、さらに平成16年には男女共学化により、広範な人が、精神的にも物質的にも、豊かで潤いのある生活文化を創造することを目指した教育・研究 を行っています。
本学は「美しい生活文化」を探究します。古来、「真善美」は人間の求める普遍的美徳とされてきましたが、現代においても強く求められているものではないでしょうか。本学では美をキーワードとしたラフスタイル、美容、ファッション、食生活など、広範な生活領域における新しい文化を探究しています。それは同時に、産業においても強く求められ、脚光を浴びています。
先行きの不安な時代の中で、若者にとって重要なのは「働く意識」と「続けられる力」で す。本学は専門分野における即戦力を身に付ける教育だけでなく、人間力、教養力を重視し、社会で生き抜く力を与えます。そのために短大における2年間の専門教育に加えて専攻科における1年または2年間の教育を用意し、さらに高度な知識・技術を習得できるシステムを構築しています。
名古屋文化短期大学は、保護者の方々とともに、学生の将来の姿を考えます。そして、一人ひとりが、あらゆる可能性を追い求めて、豊かな心を育み、優しく、そして強く生きる力を身につけることができることを約束します。